管理者は自ら動き、
相談しやすい雰囲気作りを

戸井 啓介Toi Keisuke

管理者

所属:就労センターかなで
2019年入職・中途

戸井 啓介

-入職のきっかけは?めやす箱のどのような点に惹かれましたか?

福祉系の学校を卒業して生活介護の職に就きましたが、中古車業界へと転身。今までとは異なる環境で働く中で、人と接することが好きだということに改めて気付き、今度は就労支援の仕事に挑戦しようと決意しました。
そんな折、めやす箱で働く知人の紹介で職場見学に参加する機会があったので足を運んでみることに。そこで見た心からの笑顔で利用者さまに接する職員の姿、職員同士の挨拶の言葉一つひとつに、あたたかさと優しさを感じたことを今でも覚えています。
職場の雰囲気だけでなく、キャリアアップの面でも惹かれるものがありました。目標までの道筋を段階的かつ具体的に示してくれること、研修制度が充実していること、昇進制度が整っていることなど、安心して着実に成長できる環境が整っていると感じました。

-福祉業界に戻って改めて感じた福祉の仕事の魅力は?

困難を抱える利用者さまの生活を支え、多様な人生に携わることは大きな責任を伴います。だからこそ、利用者さまと心が通い笑顔を見せてくれる瞬間や、「ありがとう」の言葉をもらえた時は、この上ない喜びを感じることができます。
専門知識や介助技術はもちろん、支援を通じて利用者さまの小さな変化に気付ける観察力や対応力も身に着けることができます。その広い視野を活かして管理責任者や支援専門員などへのキャリア形成も可能。どんどんステップアップできることもこの仕事ならではの魅力だと思います。

-現在の仕事内容を教えてください。

私は「就労センターかなで」の管理者として働いています。仕事は大きく分けて2つ。利用者さまや職員の情報管理と、利用者さまの作業管理です。
1つ目の情報管理は、利用者さまの人数や作業内容と工賃の把握、施設で働く職員の勤怠管理など。いずれもみなさんの日ごろのがんばりに関わる大切なことなので、情報は丁寧に扱うよう心掛けています。
2つ目の作業管理は、利用者さまが現在行っている作業のクオリティー維持がメイン。モチベーションを保ちながら無理なく作業に取り組んでもらうために、一人ひとりに合わせた支援計画を立て、プロセス管理をしています。利用者さまや職員との定期的な面談で、作業に関する困りごとなどがないか聞き取るようにしています。
最近では新規作業の開拓にも力を入れていて、地元農家で桃の袋掛け作業をさせていただけることになりました。身近な特産品の生産に関わることができ、利用者さまも楽しそうにそして一生懸命作業されていますし、受け入れ農家の方にも評価をいただいています。障がいを抱える人と社会をつなぐ架け橋となるのが私の仕事です。

-お仕事の中で嬉しかったことや、やりがいを感じたエピソードはありますか?

私たちの仕事は、人の役に立つ喜びを実感できることが醍醐味です。できなかったことができるようになった時の笑顔や感謝の言葉が私を支えています。共に喜びを分かち合える瞬間は、何度味わっても良いものです。

-反対に、大変だと感じたことや苦労した経験はありますか?

利用者さまの中には、コミュニケーションが苦手な方もおられます。利用者さまの言いたいことを汲み取ることができなかったり、こちらの意図がうまく伝えられなかったりして、不快な思いをさせてしまうことも…。会話が成り立っているからといって、内容を理解してもらえたとは限らないのが難しいところです。

-そんな時、どのようにして乗り換えたり解決したりしていますか?

まずは、嫌な気持ちにさせてしまったことに対して謝るようにしています。その上で伝え方を変えてみる。例えば、日を改めたり場所を変えたりすることで、すんなり解決することも多いんです。
他の職員に相談することで、新たな解決法が見つかることも。情報共有とチームワークの大切さを改めて感じます。

-お仕事をする上でのモットーは?

すべての業務に対して真摯に取り組むことが大切だと考えています。管理者という立場上、自らが率先して動いて行動で示すように心掛けています。

-今後はどのような職員を目指したいですか?

私を含めた指導的立場の職員が、話し掛けやすい雰囲気を出すことが重要だと考えています。忙しそうだからと相談することをためらったり、アイデアがあっても新人だから言い出しにくいということがないように。テーマとしている「明るい事業所」を実現するために、風通しの良い職場作りを目指していきたいと思っています。

-めやす箱で働きたいと考えている人へのメッセージをお願いします。

資格がなくても未経験でも大丈夫。やる気と熱意があればそれで充分!丁寧なエルダー制度や面談を実施し「新人のおいてけぼり」がないことを約束します。
ワークライフバランスを大切にしているので、無理なく長く働けますよ。